パリつぶ

パリジェンヌたちのつぶやき

メゾン・エ・オブジェ見本市で感じたこと

f:id:bonjour-paris:20180731112125j:plainアンヌ


デザインとインテリアの見本市メゾン・エ・オブジェへ行った。

クライアントの出展ブースを訪ねて挨拶をして、後はトレンドウォッチのために、目についた面白そうなブースを覗いて回る。

 

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この見本市に通い始めて、20年以上になるけど、初めて来た時には会場の広さに驚いたっけ。その時はヒールが高めのおろして間もないパンプスを履いて来てしまったので、靴擦れが痛くて大変な思いをした。その次からはヒールの低い歩きやすい靴を履いて来るようになった。みんな考えることは同じらしく、バレリーナやスニーカーで歩き回っている女性バイヤーが多い。

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それにしても今回は、なんだか来場者がまばらで、今年1月の開催時よりも少ない気がする(注 この展示会は毎年2回1月と9月に行われる)。飲食コーナーもいつもは混雑して椅子の取り合いになるのに、いとも簡単に座れたし。

2015年11月のテロのすぐ後の開催時は、明らかに入場者が減っていて、でも、ここ数回で盛り返していた印象があったのだけれど。

以前に比べて一人で会場を回っているバイヤーも増えた気がする。企業が経費節減で人をあまり送り込まなくなったのかもしれない。

 

ただ、私は一人で来るのが好き、なぜなら自分のペースで動けるから。

若い頃は上司と一緒に来て、一つでも多くのブースを見ようと足早に動き回り、上司が「キミのバイタリティには付いていけない、疲れたから先に帰る」とさっさと会場を出て行ってしまったこともあった。

それが数年前に一度、若くてアクティヴな部下と一緒に来た時には、彼が初めてのメゾンで物珍しかったこともあるのだろうけど、片っ端からブースを訪ねたがり、まるで私の興味を引かないブースでも商品説明を聞かされるのに時間を取られたりして、へとへとに疲れた。自分が歳をとって体力がなくなったと言えば、それまでだけど。でも、限られた時間やエネルギーを無駄なくいかに効率よく使うか、を自然と頭や体が意識して、それに沿った無理のない行動をするようになる・・、それが歳をとったゆえに身につく智恵のようなものだと思う。

 

そう言えば、今回の見本市は、来場者が目当てのものを見つけやすいように動線を考えて、会場構成を大きく変えたと聞いていた。ところが、例えば以前は一つのホールに固まっていたギフト系のものが、いくつかのホールに散らばってしまい、余計に移動しなければならない気がする。

 

おかげで足が重くなった気がしたので、電車が混まないうちに早めにパリに戻り家に直帰することに。週末だけど予定もないし、娘はパーティに行くと言っていたから、のんびり家で一人アペリティフでもしよう。

以前は予定のない週末が物足りなかったけど、最近では、一人でリラックスできるのが嬉しい。これも歳をとったゆえの気持ちの変化というものね。