パリつぶ

パリジェンヌたちのつぶやき

夫との家事・子育て分担 ルイーズの場合  

 

f:id:bonjour-paris:20180731112055j:plainルイーズ


ヴァカンスが終わり、またいつもの日常が始まる。

 

私は小さなギャラリーで働いているので、土曜日も出勤だ。

その日は夫ステファンが一日中、子どもたちの面倒を見て、買い物や食事の支度もする。午前中、一歳の娘アリスをベビーカーにのせて、4歳の息子マチューを水泳教室に連れて行き、その帰りに近くのマルシェで買い物をする。その後子どもたちにご飯を食べさせ、子どもたちと遊び、夜は家族全員(つまり私の分も)の夕食も作る。まあ、マルシェの野菜を使ったサラダとかパスタとか簡単な料理が多いけど。

その代わり日曜日にステファンは、朝から自転車を乗りに出かけてしまい、夕方まで帰って来ないこともある。その間に、私は子どもたちを連れて公園に出かけたり。

考えてみれば、私たちは週末に家族4人で過ごす時間が少ない。

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ステファンは、2年前にIT系の会社を興したのだけれど、一時期経営の不安や仕事のストレスから眠れなくなって、心理カウンセラーの元に通うようになった。結局、体を動かすのが心身のリラックスにいい、という単純な答えにたどり着き、カーブ(地下物置)で埃をかぶっていた自転車を磨いて整備して、日曜日は自転車に乗るようになった。さらに平日の昼休みにはオフィス近くの公園でジョギングをするようになったのだ。この習慣がついてから、よく眠れるようになった上、家でイライラするようなことも少なくなった。彼ももうすぐ40才になるから、健康管理は大切だ。

ステファンから私もスポーツをするように勧められたけど、自転車には興味がないし、スポーツは苦手。それで週一回木曜に、ヨガ教室に通うようにしたら、確かにリラックスできるようになった、そこで新しい友達もできたし。

 

月曜は私の仕事が休みなので、この日にスーパーに行き、金曜日までに必要な食料や日用品を買って、掃除と洗濯をする。ステファンは食事の支度はするけど、その後片付けもしないし、掃除と洗濯はなぜか一切やりたがらないのだ。それから、仕事がある日にはできないような細々とした用事を片付けているとあっというまに夕方だ。

普段は子どもを学校(注 フランスでは子どもは3才から学校に通う)と保育園に連れて行くのは私で、迎えに行くのがステファンの役目だけど、月曜は役割を交代して、ステファンが子どもたちを連れて行き、私が迎えに行く。

 

火曜から金曜は、朝ステファンを送り出した後、子ども達を学校と保育園に連れて行き、一度家に戻って、夕食の準備をしておき、それから出勤。帰宅する頃にはステファンが子どもたちをお風呂に入れたりご飯を食べさせたりしているので、その間に自分とステファンの夕食を作り、子どもたちを寝かせた後に、やっと食事。片付けを終えて、少しテレビを見たら、もうベッドに入る時間だ。

週半ばの木曜日にヨガ教室でちょっとリラックスするけど、毎日が慌ただしい。

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公務員だった私のママは働き始めたのが早かったので、60才になる前に定年し、今はのんびりリタイア生活を送っている。この前、電話で“毎日忙しくて大変”と愚痴をこぼしたら「私もあなたが小さい頃は、仕事と子育てで手一杯、毎日走り回っている感じだったわ。今は大変だろうけど、子どもが中学生になれば学校の送り迎えもなくなるし、だいぶ楽になるわよ」。

「ママ、それって10年も先のこと」。

「あら、10年なんてあっという間よ。時間は早く経つから。ステファンは、よく手伝ってくれるじゃない。あなたのパパなんてオムツを変えるのを嫌がったんだから」。

忙しいと言いながら毎日過ごして、気がついたら10年が過ぎていたなんて、そんな未来を想像したら、ちょっと憂鬱になった。