パリつぶ

パリジェンヌたちのつぶやき

一人で過ごす夏のヴァカンス アンヌの場合

f:id:bonjour-paris:20180731112125j:plainアンヌ

アラフィフ、広告代理店のディレクター。バツイチで大学生の娘カミーユと二人暮らし

 

 

ヴァカンスの3週目を一人、家で過ごしている。

 

恋人アルノーギリシャに出かけ、島のビーチでのんびり2週間を過ごした。

その間、娘のカミーユは父親のクリスチャンとノルマンディの別荘に。大学生にもなれば、ヴァカンスは友達と旅行するのかと思っていたが、この夏も喜んでノルマンディに出かけて行った。私とクリスチャンが別れるまでは夏に限らず頻繁に3人で訪れていたカミーユお気に入りのメゾン・ド・カンパーニュ(田舎の家)だし、そこで祖父母たちにも会える。

 

でも、2週間滞在したら、パリに戻って来ると思っていたのに、「もう1週間いたい」とSMSが届いて、少し驚いた。お目当ては、クリスチャンの新しい恋人のたか子らしい。日本が大好きなカミーユは、たか子と仲良くしたいのだ。「私たちエシャンジュしているの」と書いて来たので、何のことかと思ったら、交換授業、つまり、カミーユがたか子にフランス語をたか子はカミーユに日本語を教えているらしい。「パパとたか子の邪魔をしないように」とSMSを送っておいた。

 

ルノーは南米に撮影の仕事で出かけてしまったし、親しい友達はみんなヴァカンス中。パリ郊外の老人ホームにママを一度訪ねたが、それ以外は買い物に出る程度。

今年の夏はとにかく暑すぎて、ちょっと外を歩くだけで疲れてしまう。

 

一度、ヨガ教室で知り合った若い女の子と近くのカフェでランチをした。彼女が一人暮らしを始めるというので、我が家のカーヴ(アパルトマンの地下にある物置)に放り込んであった電子レンジを譲ることになり、引き取りついでにランチでも、と誘ったのだ。引越しをしたばかりでお金がないから今年のヴァカンスは故郷に帰っただけ、とそこの名物らしいガレットをお土産にくれた。

 

それ以外は、家で片付けものをしたり、ビデオを見たり。いつも忙しくしているので、1週間くらい誰にも会わずに一人で過ごしたい、なんて思ったこともあるけど、3日目には退屈してきた。ギリシャでのんびりしてきたばかりだということもあるけど。

 

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夕方、ノートパソコンのデータを整理していたら、喉が渇いたけど、まだアペロ(アペリティフ、食前酒のこと)には早いので、ふと、ギリシャで飲んで美味しかったアイスカフェオレを作ろうと思いつく。カミーユが今年の母の日にプレゼントしてくれた、まだ一度も使っていないマグカップに入れてみる。ココット鍋で有名なブランドだけど、マグもあったなんて知らなかった。お土産のガレットをつまみながら、冷たいカフェオレを飲む。シンプルな飽きのこないデザインで、大げさではない重厚感がいい。

 

ヴァカンス直前に、会社でそそっかしいスタジエ(企業研修生)が資料の束をデスクに置いたはずみに、私のマグカップを落として、縁が少し欠けてしまった。あれの代わりに、この丈夫そうな新しいマグカップを来週、ヴァカンス明けのオフィスに持って行こう。