パリつぶ

パリジェンヌたちのつぶやき

薔薇のショコラとブレスレット

f:id:bonjour-paris:20180731112055j:plainルイーズ


今年の復活祭は4月21日。まだ一ヶ月も先だけど、パン屋やショコラ専門店のウィンドゥには、復活や繁栄のシンボルの卵やうさぎの形をしたチョコレートが並び始めている。

 

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復活祭は年毎に日付が変わるけれど、今年は少し遅めだ。去年は確か4月1日だった、エイプリルフールと重なっていたのでよく覚えている。

 

まだ少し早いけど、子どもたちへのプレゼント用のショコラを買うのを忘れないようにステファンに言っておかないと。なぜか復活祭のショコラはステファンが自分で選びたがるので。

 

と思っていたら、夕食の後にステファンが、

「今日は秘書のテレーズの誕生日だったので、薔薇専門の花屋オ・ノム・ドゥ・ラ・ローズAu nom de la roseに花を買いに行ったんだ。そうしたら、これを見つけたのでキミにプレゼント。復活祭に子どもたちのショコラと一緒に渡そうと思ったんだけど、今年の復活祭はまだ先だからね」。

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オ・ノム・ドゥ・ラ・ローズのオリジナルのミルクチョコレートだ。薔薇の香りがほんのりして、程よい甘さも食後のエスプレッソのお供にぴったりだ。

 

「これも一緒に売ってたから」とステファンがオ・ノム・ドゥ・ラ・ローズの紙袋から取り出したのは、ローズのブレスレット。

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 彼は自分の会社の社員全員の誕生日をちゃんと控えていて、花を贈るような気遣いのできる人だ。ただ、プレゼント選びのセンスがイマイチなので、私へのサプライズプレゼントには時々閉口するようなモノをくれる時もある。

 

でも、このブレスレットは当たり!だ。これからの季節、普段使いにちょうどいい。明日、ギャラリーに着て行く白いシャツ、捲った袖の先からこのローズがちらりと見えたら素敵だろう。

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幸せを呼ぶ薔薇の花びら入りジャム

f:id:bonjour-paris:20180731112110j:plainエマ


先日、道でばったり会ったミシェルから午後のお茶の招待を受ける。

彼女とはシングル女子が集まるパーティで知り合い、お互いの家が近いことがわかったのだが、その後すぐに彼氏ができたと聞き、会いそびれていたのだ。

 

ミシェルは私の家から歩いて10分ほどの広めのベランダのついたアパルトマンに一人で住んでいる。まだ、その新しい彼と一緒に住むという話は出ていないらしい。

 

お茶の準備をしながら、ミシェルが

「エマはその後、どう?新しい彼は見つかった?」

「全然」。

「そう、何か見つける努力はしてるの?」

「今のところ、特には・・」。

 

太陽が出ていたので、まだ肌寒かったけど、ベランダのテーブルでお茶を飲むことに。

「これ、お茶に入れると美味しいのよ」

とミシェルが勧めてくれたのが、ファヴォルのローズ花びらジャム。

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ロシアンティーみたいに紅茶に入れると、薔薇の香りが漂って、お土産に持って来た、私の地元の名物グリブールの素朴なバタービスケットとよく合う。

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「恋人探しのサイトは試した?」とミシェルが尋ねて来たので、

「まだだけど」と答える。

「あれで恋人を見つけて幸せになった人、何人も知っているわ。」と私にも勧める口ぶりである。

「あれで彼が他の女性と知り合って不幸になった人も知っているけど・・」

私の同僚は夫に冗談のつもりで「あなたにもサイトで知り合った愛人がいるんじゃないの?」と言ったら、神妙な面持ちで「実は」と切り出されて離婚に至ったのだ。その話をすると、ミシェルは、

「ということは、あなたの同僚の夫とその愛人はサイトで知り合って幸せになったというわけね」。

確かに。

 

しかし、なぜ彼氏ができた女子って、周りにいるシングル女子の恋人探しの世話を焼きたがるのだろう?

自分が感じている幸せを他の人にも味わって欲しいから?

それとも自分だけが幸せであることの罪悪感?

ミシェルは知り合ったばかりだけど、シングル女子のパーティを主催したリザとは長い付き合いで、私が彼と別れて以来しきりに「エマにも幸せになってもらいたいわ」なんて言うし・・。

 

帰り際に「このジャム、気に入ったわ、どこで買ったの?」

と尋ねたら、「まとめ買いしてあるから一個あげるわ。幸せを呼ぶジャムだと思いながら、食べてみてね」。

 

前回会った時にミシェルから、願望をはっきりしたイメージにするとそれが叶うというメソッドを聞かされたのだ。

想像上の素敵な彼と過ごすブランチタイムのイメージに、この薔薇の花びら入りジャムを追加してみよう。

薔薇のお香と石鹸と国際女性デー

f:id:bonjour-paris:20180731112125j:plainアンヌ


外出先から戻った娘のカミーユが薔薇専門の花屋オ・ノム・ドゥ・ラ・ローズAu nom de la roseの紙袋をテーブルの上に置き、

「これ、今度アルノーがここでタバコを吸ったら使ってね。」と言いながら紙袋の中から取り出したのは、薔薇の香がする紙のお香、パピエダルメニイローズPapier d'arménie Roseだった。

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パピエダルメニイは私が子どもの頃、よく母がキッチンで魚を焼いた後などに臭い消しに使っていた。消臭だけではなく、空気の殺菌効果もあると母は言っていたっけ。

でも、薔薇の香りのものがあるなんて知らなかった。

 

カミーユはタバコの匂いが嫌いで、ヘビースモーカーのアルノーが我が家に来る時は、いつもベランダに出て吸ってもらうのだが、先日は雪が降っていたので、「一本だけ」とリビングでの喫煙を許してしまったのだ。匂いに敏感な年頃なのか、彼が帰った後も「まだタバコ臭くない?」とちょっぴり不満げだったが、私が「もう二度とここでは吸わせないから」と謝ったのを逆に気にしたのかもしれない。

 

薔薇専門の花屋オ・ノム・ドゥ・ラ・ローズはカミーユのお気に入りの店。ボーイッシュで、性格もさっぱりしているのに薔薇の花が大好きだという女の子らしい面も持ち合わせている。

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「これ、もう一つママにプレゼント。」

カミーユが差し出したのはローズ石鹸。ほのかに薔薇の香りがする。

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娘からのプレゼントは彼からのプレゼントとは違う嬉しさがある。

「まあ、ありがとう。母の日でもないのに」

「うん、3月8日は国際女性デーだし。これ、ママのクローゼットの引き出しに入れたらどうかしら?」

「こんなに綺麗な石鹸、せっかくだから目に着くところ、バスルームに置かない?」

と早速、洗面ボウルの横に置いたら、バスルームが明るく華やいだ感じになった。

 

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野菜の味を引き立てる塩とオリーブオイルドレッシング

f:id:bonjour-paris:20180731112055j:plainルイーズ


先週、私の勤めるギャラリーで個展を開いた写真家がヴェルニサージュ(オープニングパーティのこと)で、本人がパリ郊外の自宅の家庭菜園で作ったチコリとにんじんとブロッコリを来場者に振る舞った。

 

この写真家は「廃墟」をテーマにしているので、家庭菜園が趣味というのはちょっと意外だった。ヴェルニサージュでモノクロの朽ちかけた家屋や閉鎖された工場の写真を、来場者が色鮮やかな野菜をつまみながら鑑賞している様子も面白かった。

 

ただ、今までも、穏やかな感じのイラストレーターの作品が激しいタッチだったり、屈強な中年男性がファンタジー調の油彩画を描いていたり、とアーティストと作品のギャップはめずらしいことではないけれど。

 

つまみやすいようにカットした野菜のそばには、コルクの蓋がおしゃれな、カマルグの粗塩とA'OLIVIERのオリーブオイルが入ったミニドレッシングを置く。「新鮮な野菜の素材そのものの味を楽しみたい時には、これが一番」と写真家が自分で用意したものだ。

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ドレッシングはバルサミコ・バジル・レモンの3種類。私もちょっと味見させてもらい、コリコリの生のにんじんやゆでたブロッコリに塩とドレッシングを少しだけつけると、確かに野菜そのものの味を引き立てる。

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早速、週末にスーパーに行ってこの塩とドレッシングと野菜を購入。とれたての家庭菜園の野菜にはかなわないけど、この塩とドレッシングのおかげでスーパーの野菜も十分美味しくいただけた。

 

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マロンとキャラメルのクリームと想像上の素敵な彼

 

f:id:bonjour-paris:20180731112110j:plainエマ

 

地下鉄駅から家に帰る途中、いつも前を通るかわいい花屋の前で声をかけられた。振り向くと友人リザが開いたシングル女子のガレット・デ・ロワパーティの時に知り合ったミシェルだった。

彼女は近くに住んでいることがわかって、「コーヒーでも飲みに来て」と言われていたのだけれど、その後、彼氏ができたとリザに聞いたこともあって、行きそびれていた。

 

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「リザから聞いたけど、彼氏ができたのね、おめでとう」とストレートに言ってみると、

「ありがとう。実はこの花屋のおかげよ」とミシェル。

「え?ここの店員さん?それとも花を買っている時に声をかけて来た他のお客さん?」

「少し、時間ある?よければカフェに入らない?」

と二人で近くのカフェで軽くアペロ(アペリティフ。夕食前に軽くお酒を飲むこと)をすることに。

 

カフェでテーブルに着くや否や、ミシェルは「願っていることをはっきりとしたイメージにするの。そうするとそれが叶うって教えられたのよ」

「聞いたことあるわ。そのメソッド」

「私の場合はね、新しい彼ができて金曜の夜に私のアパルトマンに泊まりに来る。そして土曜の朝二人でパン屋に行ってクロワッサンを買って、その後この店で花を買ってまたアパルトマンに戻るっていうイメージを頭の中で練り上げていったの」

「で?花屋で出会ったの?」

「ううん、友達とバーで飲んでいたら、声をかけられたの。でも、今は毎週末パン屋と花屋に二人で行っているの。ね、強く願えば望みは叶うのよ」

とミシェルは白ワインを飲みながらとても幸せそうな様子で語る。

 

「そう、ともあれ、幸せそうで羨ましいわ」

「エマ、あなたガレット・デ・ロワの時、ジャムをもらったでしょ?例えば、新しい彼と週末にバゲットやクレープにそれを塗って食べるところを繰り返し想像してみて。一人で食べながら、目の前に彼がいるところをイメージしてもいいし」。

「あのジャムは、聖燭祭のクレープパーティで食べちゃったけど。それで一人でクレープにジャムなんかを塗りながら、想像の彼に話しかけたりするわけ?なんかちょっと怪しい人みたいね」

「まあ、そう言わず、試してごらんなさい。成功例が今、あなたの目の前に座っているのだから」。

 

オフィスで同僚のサヨナラパーティも兼ねて聖燭祭のクレープ・パーティを開いた時には、それぞれがクレープに塗るものを持ち寄った。その時に誰かが持って来た、チューブ式のマロンクリームと塩バター入りのキャラメルクリームがとても美味しかった。

冷蔵庫にストックしておこうと思っていたのに、その後買い物に行った時にはすっかり忘れていたのでミシェルと別れた後スーパーに寄って購入。

 

両方ともチューブ式で持ちがいいし、一人暮らしにはちょうどいいサイズ。

 

マロンクリームはクレープに塗るのがベストだけれど、ヨーグルトの酸味にも微妙に合うと誰かが言ってたっけ?

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こちらのキャラメルクリームはトーストに塗ってもいいし、バニラアイスにかけて食べても美味しい。

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ミシェルのメソッドが効果的かどうかわからないけど、美味しいものを味わう喜びを好きな人と分かち合いたいって思うのは普通の感情よね。

想像上の素敵な彼と週末にブランチをするイメージ・・。ちょっと試してみようかしら。

パリのスーパーマーケットで

f:id:bonjour-paris:20180731112125j:plainアンヌ

 

娘のカミーユが、我が家に日本人の友人オサムを招待したいという。

元夫つまりカミーユの父親には日本人の恋人がいて、オサムは彼女の友人の息子でパリに滞在中だ。

 

「ママ、何か彼のために食事を作ってあげて」とカミーユが言ったので、

「日本人なのよね。スシとか?」

「ちがう、ちがう!寿司なんて日本でいくらでも美味しいものが食べられるでしょ。フランスの家庭料理を作ってあげなきゃ」

確かにカミーユの言う通りだわ。

「日本人はあまりウサギを食べないみたいだから、ウサギとか。でもびっくりしちゃうかな、あとは羊とか」

カミーユはあれこれ思案していたが、オサムをスーパーマーケットに連れて行って、そこで一緒に食材を選ぶことになった。

 

もともとオサムにスーパーを案内してあげると約束していたらしい。

「スーパーに行っても広くてどこに何があるか分からない上に、商品名も説明もフランス語で書かれているのでよく理解できなくて困ったんだって。」

 

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それで、土曜の午後に近所のスーパーにまずカミーユがオサムを連れて行き案内し、時間を見計らって、私に電話をかけてもらい、合流してディナー用の食材を買うことに。

 

カミーユがオサムを迎えに行くために出かけ、2時間くらいしてからやっと電話がかかってきたので、一体どれだけ大量の買い物したのかと思ったら、オサムの買い物かごに入っていたのは、

オイルサーディンレモン入りの缶詰とオニオングラタンスープ粉末 とチョコ入りクッキーだけであった。

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「これをキッチンにストックしておけば、何かで外出できない時でもとりあえず困らないでしょ」

今日は売り場や精算方法の説明をしてあげて、オサムは後日一人でゆっくり買い物に来るそうだ。

思ったより背は高いけど、ほっそりしていて、童顔のオサムはカミーユより6歳も年上だが、カミーユの方がずっとお姉さんに見える。

 

好奇心旺盛なオサムは一度も食べたことがないというウサギに興味を示したので、ウサギのマスタードソース焼きを作ることにした。

デトックス効果のあるハーブティとチコリ・コーヒー

 

f:id:bonjour-paris:20180731112055j:plainルイーズ

 

ヨガ教室に行ったら、先生が子どもが急にインフルエンザにかかったらしく、お休み。「ギリギリの連絡だったから皆さんにメールを送る時間もなかったわ」と事務の若い女の子。

 

それで同じクラスを取っているアンヌとエマと一緒にカフェに行っておしゃべりすることになった。

 

この季節、いつも私はプチ鬱になる。精神安定剤睡眠薬を飲むほどではないけれど、それでも気分が重くなってしまう。だいたい、春の訪れとともに直ってしまうのだけれど、プチ鬱の最中はこの状態が永遠に続くような気がする。薬には頼りなくないので、体を動かしたり、食べるものに気をつけたりして何とか乗り越える。仕事場はもちろん、家族の前でも普通に振舞っているつもりだけれど、先日息子に「ママ、どうかしたの?大丈夫?」と聞かれて、顔に出てるんだ、とショックを受けた。

そんな話を二人にしたら、

 

f:id:bonjour-paris:20180731112125j:plainアンヌ

寒くて日照時間も短いから気持ちも沈むわよね。このハーブティ、おすすめよ。レモンバームも入っていて、なんか気持ちがスッキリするの。ちょうど今、ヨガ教室に来る前にスーパーに寄って買って来たんだけど。ほら、パッケージも可愛いくて、うちの娘のお気に入り

 

とエレファントブランドのオーガニックデトックスハーブティーをエコバッグから取り出して見せてくれた。

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f:id:bonjour-paris:20180731112055j:plainルイーズ

ハーブティ、いいかも。最近、眠れなかったりするし。

 

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寝付けないの?それとも夜中に眼が覚めてしまうとか?

 

f:id:bonjour-paris:20180731112055j:plainルイーズ

なかなか寝付けないの。コーヒーが好きだから、夕食後も飲んじゃうんだけど、最近はデカ(カフェイン抜きコーヒー)にしているんだけど。

 

f:id:bonjour-paris:20180731112110j:plainエマ

リコレもいいわよ。今、職場で流行ってるの。ほら、チコリの根が入っているコーヒー。チコリはデトックス効果があるのよ。

 

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f:id:bonjour-paris:20180731112055j:plainルイーズ

リコレって子どもの飲み物だと思っていたわ。

 

f:id:bonjour-paris:20180731112125j:plainアンヌ

あら、私も最近、朝は時々これを飲むのよ。繊維たっぷりだから、整腸作用も抜群よ。

 

 ヨガでリラックスできなかったのは残念だけれど、二人とのおしゃべりも楽しくて、なんだか気分が少し晴れた。